2024年から始まった「新NISA」、みなさんもう始めていますか？
「名前は聞いたことあるけど、よくわからない…」 「投資って難しそうだし、私には関係ないかも…」
そんな風に思っている方もいるかもしれません。
でも、大丈夫！新NISAは、実は初心者さんでも始めやすい、とってもお得な制度なんです。
この記事では、新NISAの仕組みから、メリット・デメリット、始める際の注意点まで、わかりやすく解説していきます。
1. 新NISAとは？
新NISAとは、2024年1月にスタートした少額投資非課税制度です。通常、株式や投資信託などの金融商品に投資して得た利益には約20%の税金がかかりますが、新NISA口座で投資すれば、一定額までの投資で得た利益が非課税になります。
つまり、新NISAを活用することで、税金を気にせず投資でき、効率的に資産形成を目指せるのです。
1.1 新NISAのポイント
- 非課税保有期間が無期限：これまでのNISA制度では非課税保有期間に上限がありましたが、新NISAでは無期限となりました。
- 年間投資枠が拡大：年間投資枠が最大360万円（つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円）に拡大し、より多くの投資資金を非課税で運用できます。
- 非課税保有限度額：生涯投資上限額は1,800万円です。
1.2 旧NISAとの違い
| 項目 | 旧NISA | 新NISA |
| 非課税保有期間 | 一般NISA：5年間 つみたてNISA：20年間 | 無期限 |
| 年間投資枠 | 一般NISA：120万円 つみたてNISA：40万円 | つみたて投資枠：120万円 成長投資枠：240万円 |
| 口座開設期間 | 2023年まで | 恒久化 |
| 投資方法 | 一般NISA/つみたてNISAの選択制 | つみたて投資枠と成長投資枠の併用 |
1.3 つみたて投資枠と成長投資枠
新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠があります。
- つみたて投資枠：積立投資に特化した投資枠で、投資信託などの比較的リスクの低い金融商品が対象です。
- 成長投資枠：個別株や投資信託など、幅広い金融商品に投資できる投資枠です。
投資初心者の方は、まずはつみたて投資枠から始めるのがおすすめです。
2. 新NISAのメリット
- 投資で得た利益が非課税になる：通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、新NISA口座で投資すれば、利益が非課税になります。
- 少額から投資を始められる：証券会社によっては、100円から投資可能です。
- 投資の選択肢が豊富：投資信託や株式など、さまざまな金融商品に投資できます。
- 非課税保有期間が無期限：長期的な資産形成に向いています。
3. 新NISAの注意点
- 元本割れのリスクがある：投資である以上、元本割れのリスクはあります。
- 損益通算、繰越控除ができない：新NISA口座で発生した損失は、他の口座で得た利益と相殺したり、翌年以降に繰り越したりできません。
- 年間投資枠、非課税保有限度額に上限がある：上限を超えた投資は課税対象となります。
- 金融機関は1人1口座のみ：新NISA口座は、複数の金融機関で開設できません。
4. 新NISAを始めるには？
- 金融機関を選ぶ： 証券会社や銀行などで新NISA口座を開設できます。
- 口座開設：本人確認書類などを提出し、口座開設を申し込みます。
- 投資資金を入金:：銀行口座から証券口座へ投資資金を入金します。
- 投資商品を選ぶ：投資信託や株式など、自分の投資目標やリスク許容度に合った商品を選びます。
- 投資開始：選んだ商品に投資します。
5. まとめ
新NISAは、投資初心者でも始めやすい税制優遇制度です。制度の仕組みやメリット、注意点を理解し、ご自身の投資目標やリスク許容度に合った投資を行いましょう。
注釈
- NISA（ニーサ）： 少額投資非課税制度の愛称。Nippon Individual Savings Account（日本版個人貯蓄口座）の略称。
- 投資信託：複数の投資家から集めた資金を、専門家が株式や債券などに投資し、その運用成果を投資家に分配する金融商品。
- 個別株：個別企業の株式のこと。
- 損益通算：同じ年の他の口座で生じた損失と利益を相殺すること。
- 繰越控除：その年に控除しきれなかった損失を翌年以降に繰り越して控除すること。
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